NVC-H2・H3型は、NVC-Z・ZⅡ型の後継機種として開発されました。超硬合金チップと防振ゴムクッションという従来の構成でベルト表面の凸凹に対し、柔軟かつ正確な動作で追従し掻取において、さらなる高性能を発揮します。

コンベアベルトは、搬送物が集中する中央部から摩耗します。
トラフ癖と相まってベルト中央部に対する掻取チップの加圧力不足から搬送物の通過が発生します。
NVC-H2・H3型は、各掻取チップにベルト面に対する最適な加圧力を発生させる為、“てこの原理”を応用してアームの長さを変える事により、両端チップのベルト面への圧力を緩め中央に向かって段階的に圧力を高めております。

NVC-H2・H3型は、調整作業を軽減させるスプリング式自動調整を標準で装備しております。こまめに点検・調整をされるユーザー様に向いたボルト加圧式手動調整やクリーナを開放しての点検・清掃が容易なウェイト式自動調整もご用意しております。

NVC-H3型はφ600まで、NVC-H2型はφ850までのプーリー径に対応しております。より大きいプーリーには、NVC-D型をご用命ください。ゴムクッションを保護するゴムカバーは、オプションでご用意しております。